11月4日に本州以外では初めてとなる「佐賀競馬場でのJBC」が開催されまして、当日の入場者数は1万2千人以上。遠方から来た人も多かったようで、午前10時の開門直後には屋外席の大半に人が座っている状態。そしてJBC主要3レースが近づくにつれて、混雑度が上がっていきました。
この数字はいつもの開催日に比べると10倍以上。通常はマイペースでも大丈夫な場内の食堂や売店は完全にオーバーフロー。でも30年前は1万人くらい来ることがわりと普通だったんですよね?
ただし、その当時はスタンド裏の食堂街のシャッターが、すべて上がっていたところが大きな違い。その店舗数はおよそ30。それが現在は4分の1くらいに減少……
これが時の流れというものでしょう。それでも新規参入組があるのが佐賀競馬のいいところ。食堂街の「FUJI」がそのうちのひとつで、JBCの日はすべてテイクアウト方式で営業しました。
しかし、このお店のドリンクは作るのにちょっと時間がかかる系なんですよね。というわけで、正午をすぎるとまあまあ長い列が常に発生する状況になってしまいました。
そしてこの日のフードは「シシリアンドッグ」だけ。ただ、これも作るのに時間がかかる系なんですよ……
ところで「シシリアン」って何?
と、列に並んでいる、元騎手で現在はグリーンチャンネルの「アタック!地方競馬」などに出演している赤見千尋さんから問い合わせ。えーとスンマセン、分からないです……
というわけで調べてみると「シシリアン」は「シチリア島の」という意味だそうです。おお、イタリアか!
その付随情報として「佐賀市のご当地グルメには“シシリアンライス”がある」と書かれているではないですか。
それは「大きな皿の上に温かいご飯を敷き、その上に甘辛く炒めたお肉と生野菜を盛り合わせ、マヨネーズをかけたものが基本形」とのこと。マジですか。佐賀競馬場にはたぶん50回以上は行っていると思うんですけど、そんな単語は初耳よ!
つまりこれは、長崎市における「トルコライス」と同じキャラということですよね。うーむ、そちらに比べると知名度が……(私見です)。
それはともかく、シシリアンライスのホットドッグ版が「シシリアンドッグ」ってことなのね。コッペパンはお皿より収容面積と体積が少ないので、野菜はキャベツの千切りが主なところ。その上に炒めた豚肉が乗っています。この日は店長がわりとサービス気味に盛り付けていましたが、これは「うまてなし」の一環と考えていいのかな?
私は当日、昼くらいまでは競馬グッズの売店で「FUJI」のお店をお手伝い。でも忙しさがシャレにならなくなってきたところで、ドリンクコーナーの後方支援に移動しました。一昨年の盛岡JBCのジャンボ焼き鳥と同じように、5時間ほどノンストップで労働してからJBCの取材に入りました。
細かいところはいろいろあったと思いますが、全体的には大きな混乱はなかった様子。初めてまたは久しぶりに佐賀競馬場を訪問した皆さんは、ぜひ普通の開催日に佐賀でシシリアンドッグをご賞味ください!





浅野靖典(あさのやすのり)
競馬キャスター・ライターとして活動中。JRAブリーズアップセール、八戸、九州の各競走馬市場にて司会進行を担当。ライターとしては、
・競馬総合チャンネル(netkeiba.com)
・POGの達人
・JRAホームページ
・週刊プレイボーイ
・WEBハロン
などに寄稿している。